代表者あいさつ

当ホームページにご訪問いただき、まことにありがとうございます。

代表をさせていただいております矢野 勝と申します。

このご挨拶では、「学習塾がなぜ放課後デイサービスなのか?」ということを中心にお話したいと思います。

学習塾がなぜ放課後デイサービスなのか?

代表者 矢野

平成4年(1992年)に当地において個別学習指導として開業致しました。

 

おおまかな学習方法やポイントを指導するだけで、あとは何も言わなくても自ら進んで学習を進めていけるお子さん、たえず励まし叱りしながらようやく高校を卒業して行った生徒達、ヤル気が無く親が行けと言うので仕方なく塾に来始めた子、欠席が目立ち家庭学習どころか塾に週2回くるのがやっとの思いの生徒さん・・・・・

個別指導ですので、進学塾のような集団指導塾に比べ、学力は相対的に低いのが普通であり、性格的にも集団になじめない、またはなじみたくないタイプの子が多くなります。

 

そのような指導の中で、ただ単なる学習不振ではなく、学習障害ではないかと思われる生徒さんやアスペルガーの生徒さんなど発達障害のある生徒さんが目立ってくるようになりました。

そういった生徒さんは、基礎学力が不足または欠如、あるいは特定の分野の学力が極端に低く、その指導は長期的な視野に立って計画をたて、根気強く取り組んで行く必要があります。親御さんも私達指導する者もその歩みに一喜一憂しながら・・・まさに一歩一歩です。

ぶつかった壁

代表者あいさつ_1一歩一歩地力を付けていってはくれるのですが、時間がかかすぎるのです。

地力は付いているのに、学校での学習内容が難しくなるスピードのほうが速く、学校の成績は低下していくというジレンマに陥ります。

その子にとって真の学力の向上となる方法をとるか、当面の学校の成績を取り繕う方をとるか。どちらがその子にとって、とるべき方法なのかは明らかですが、親御さんの希望、塾の評判、通知表の評価など考えると一経営者としては非常に悩ましい問題となります。

まして受験学年ともなればなおさらです。

個別指導ですので、集団塾に比べてその費用は高いのが普通であり、親御さんにとってその負担感は、成績が芳しくない状況では何倍にも感じられるだろうということは容易に推測がつきます。

兵庫県にいる親友の話しがきっかけで・・・

指導する側としては、基礎的学力は少しずつついてきており、長い目でみてほしいところなのですが、経済的な理由で塾を退会するケースがあいつぎました。

どうにかならないものかと悩んでおりましたところ、兵庫県在住の無二の親友が1年ほど前より学習支援を中心とした放課後デイサービスを始めていることを知り、いろいろと話を聞いたり、彼の熱意に触れる中で、心が動いていきました。

迷っている中でその後、教室の見学をさせてもらいましたが、その教室見学が私の背中を押すことになり、決断につながりました。

生徒さんたちの、その置かれている不利な状況の中でも明るく真面目に少しでもよくなろうと努力している姿を見たからです。

今までの経験を生かせば、学習障害をもつ生徒さんやその保護者の方に微力ではあるが私にもお役に立てるのではないかと感じたのです。

 

学習障害を含む広汎性発達障害のある生徒さんは1割負担で個別学習指導が受けられる・・・

日本の福祉もここまできたかと感じるものがありました。

それからすぐに奈良県庁の障害福祉課に放課後等デイサービスや奈良県での状況などについて尋ねにいきました。

 

その後、奈良県庁の担当者の方の何度にもわたるご親切な指導とお力添えもあり、なんとか県の認可を受けることができ、事業所開設にこぎつけることができたのです。その後放課後デイサービスの利用者様が増え、個別指導学習塾は最後の中学3年生の合格を見届け募集停止と致しました。

 

今後とも微力ではありますが、すこしでもお役に立てればという初心を忘れず、頑張っていく所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

合同会社 フォーワード21

代表   矢野  勝